氷河期から間氷期へ



トバ事変による氷河期は、8000年かけてやっと終わりを迎え、澄み渡った太陽光に溢れる地表となり、高さ1000mに達する高地の氷が解け始め、大地をうるおし、雪解け水が大小の川を怒濤のように流れて海をめざした。地上のあちこちに見られる大峡谷や地下洞等はこの頃の名残である。蒸発する水の量に比べ、圧倒的に海に向かう水が多かった。
海岸線はゆっくりと上昇し、かっての海岸平野は、大陸棚へと代わっていった。山地の頂上付近が点点と取り残されて群島になった所もある。圧倒的な雪解け水は、地上のあらゆる物を溶かし込んで海に運んだ。海の生物が大爆発を起こす準備をしたのである。
地上では、次第に雪線が退き、雪の下から雪解け水をたっぷり含んだ地面が現れ、太陽に暖められて、百花総覧の大地と大森林地帯が現れた。動物の大爆発と進化をもたらす事になった。昔の人のたとえに言えば、天は蒼々野は茫々、風吹けば草垂れて牛羊の見ゆる。
と言う風情だったと思われる。
人の進化は、大脳の発達が主流であったと考えられている。足は長時間歩くのに適し、手は物をつかむのに適した。からだからは、特に頭からたくさんの汗を流して、大脳を守りながら、獲物を追跡する能力が高まった。マラソン競技の基礎となる進化であった。
氷河期に寒さを防ぐ為に考えだされた衣服は、間氷期になって暑くなったら、暑さをしのぐためにも使われるようになり、おしゃれ、のために身につける事も発達した。
火は、もらい火が主流であったが、火の使い方や、保存の仕方が発達し、火おこしの仕方や、道具も発明された。火おこし器の発明は、こんにち、で言えば金メダルか、ノーベル賞に値する事であった。石器時代と言われる、長い長い時代であったのである。
間氷期になって、大地は草木におおわれ、狩猟対象となる動物も多かったが、採集する魚介類や植物も多くなった。大脳の産物であるさまざまな道具を巧みに操り、ヒトは食物連鎖の頂点にたち、陸地の至る所に進出した。けれども、大地は間氷期と氷河期を交互に繰り返し、氷河期になると、大地は乾燥し、緑は縮小し、海岸線は沖へ退き獲物となる動物も少なくなっていった。また、氷河期には、海が浅くなり、島島がつながり、陸地となったり、歩いて渡れるようになった所も多かった。津波や地震、火山の噴火、山火事等も突然地上を襲った。






ご連絡はこちらへ

Sending

©2019 鬼のつぶやき https://kawamura.from.tv

Log in with your credentials

Forgot your details?