何でも使い捨て


 晴天のよい天気である。午前中一段落した所で、宮浦のおばさんが来た。
 昨夜、高島のばあ様が死んだと言う。今夜が通夜で、葬式は明日だと言った。
 電話が通じなかったので、知らせに来た。とのことであった。92歳だったと
 言う。
 午後、チェーンソーを持出して、竹薮をちょっとだけ切った所で、チェーンが
 外れた。何回はめ直しても具合いが治らなかったが、チェーンの送りカバー
 が、軟弱で、変形し、壊れているのであった。
 小さな部品であるが、代替えが
 ない。わざと、壊れる所を作って、新しく買い替えろ、と言っているかに見える。
 これなら、一代使えると、自慢して道具を作った時代は、遠い過去の記憶の中に
 しか、無いように思われる。これだと、物も人も、ちょっとすり切れたら、がらくた
 の中に放り込んでしまい、世の金持ち共の利益のために、こっちが新しいよ!
 と、呼び込まれて、使い捨てにされる。存在感感が否定される時代。
 新しがりやの時代、ひとつまみの、天才だけが、ちやほやされる時代。古く
 なったら、ちり紙の様に、捨て去られる時代。就職が出来ない時代。
 プロ野球の選手でさえ、75%以上が、将来に不安があると言う。






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