冬瓜(ツングぁ)

冬瓜、という瓜がある。子供の頃周りの大人や年寄りが(ツンガ)と呼んでいた
が、その由来も語源もしらない。いつの頃からか、五島列島の北端の島で、この  
瓜は伝えられ晩秋の味噌汁の具として暮らしの中に根づいていたのを思い出
す。野菜屋の店先に並んだだけで、2週間も売れていない。
食ってみようかとも思ったが、子供の頃、母が味噌汁の具にしたのを食べて、
うまくなかったような、記憶がどこかにのこっていた。それで、今まで手を出さ
なかったのであるが、ばあ様に聞いたら、漬け物にすると美味いと言う。
それならば、と、砲弾投げの、砲弾位の大きさの物を一個100円でかってき
た。皮ごと、と思ったが、意外と皮が硬いので、むいて、即席漬けにした。一
夜寝かせておけば、醤油糀の酵素が、程よい味にしてくれるだろう。醤油糀
と、甘酢による即席漬けで、美味くなかった物は一つも記憶にない。それ
ぞれの食材が、それぞれの味と風味を主張している。にぎやかな漬け物
で、明日も食べ一日を生きる。

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