田植えが済んだ。

昨年は病のため田植えをしなかった。そのため米は販売品を買って食べる事になったが
うまくない。あちこち販売店を替えて食べたが、今まで何十年も食べた米とはまったく違った味がするのである。仕方なく知り合いの農家に頼んで分けてもらった、それこそが本当の米の味であった。去年とれた米を籾で保存しておいたのを精米所に持って行き、搗きたての米を持って来てくれた。米とはこんな味だったのである。八十になった今、まずい米を食う事は無い、幸い 医者の見立てと処方が良くて、体の調子も良くなった。そこで、うまい米を食おうと思い年明けから張り切った。が しかし 張り切りすぎた 何回も耕しているうちに いつの間にか植え代が深くなっていた。苗も育て、田植機を持ち込んだが 深すぎて苗が沈没する羽目になった。我ながら笑ってしまった。仕方が無いので責任を取り 手植えする事にした。五十年位前まではすべて手植えであったのだ。違うのは五十年の歳月が積み重なっただけだ。米はたとえ籾で保存したとしても、二夏をすぎるとまずくなる。自分で作った米を 自分で作った味噌料理で食う。そして 自分で作った漬け物で お茶を飲む。最後は自分で作ったヨーグルトと甘酒を混ぜておひらきとする。こんな暮らしは町で味わう事はできんだろう。来年は自分で作った米だけで生きられる。田植えが済んだとはこう言うことなのである。2013年6月10日月曜日

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