古代大国家の誕生


歴史上最初に現れた国家は、規模が小さく、都市国家、または村落国家の姿をしていたが、そのうちに、残忍非道な君主の率いる軍隊が、次々に周りの弱小国家を占領し、略奪と殺戮を繰り返し、生き残ったものを捕虜として捕らえ、奴隷として売買するなどして、その支配地域を広げ、大国となるところも現れた。王権は親から子へと受け継がれ、ゴマすりどもは、すりよって貴族の集団を作り、奴隷を鞭打って王家の為に忠誠を誓った。奴隷と貴族からなる軍隊を持ち、まるで、兎狩か、狐狩でもするかのように出かけて、大国への道を進んだ。そして、ごますりの頭脳たちは知恵をしぼって、王を、太王であり、英雄であると持ち上げた。これが、天命に反する戦争を合法化しようと試みた、人類史最初の誤りであった。
 広い地域を支配した国家は、要所要所に役所を置き、役人を配置し、奴隷を働かせ、道路網を作らせ、強力な軍隊を作らせて特訓し、王の支配を確個たるものにしあげた。
 また、大国の中心部から遠く離れた周辺の、交通不便な地域には、弱小の国家があったが、これらの弱小国家は、いち早く、若い男女の奴隷や、特産品などを貢物として持参し、服従の意思を示して生き残りを図った。これが、後の世に言う貢物外交の始まりである。そして、このような弱小な国家群を、属国、と言うのである。毎年、宗守国の祭日に合わせて、貢物を持参し謁見をうけるのである。貴族どもは、属国の多さと、貢物を記録し、王の偉大さを讃え、ありとあらゆる手段をつくして、現世はおろか、後世にも伝えるべく記念碑などに記録を残した。







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