カルカッタにて

肩をふれあう程の人出は
祭日だからじゃない

行き交う人力車の群れは
時代劇のつもりじゃない

雑踏の中で 八百屋の商品を
牛が ゆっくりと喰わえても
人は それを咎めない

山ほど積んだ大八車を
十人がかりで 押し進む

ビルの陰に男はころがり
トタン小屋の中に女はたたずむ

頑丈な作りの自動車が
けたたましく駆け抜ける

雄大な木陰で
はだしのコプラ使いは言う

一ルビー 写真 オーケー
蛇かごが ふわりと動いた。



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